01.ORA-01481エラーとはどのようなエラーか？

TO_CHAR(数値)関数 または TO_NUMBER関数などで任意の書式モデルを指定して変換を行った際に、書式モデルに誤った数値書式を指定しているため発生するエラーです。

02.ORA-01481エラーのエラー出力例

例：文字列 ‘-200’ を負の符号付き数値(3桁)に変換しようとして以下のSQL文を発行した場合

SQL> SELECT TO_NUMBER('-200','-999') FROM dual;
SELECT TO_NUMBER('-200','-999') FROM dual
*
行1でエラーが発生しました。:
ORA-01481: 数値書式モデルが無効です

03.ORA-01481の一般的な発生要因と対処

ORA-01481は一般的に以下の要因で発生します。

• TO_CHAR(数値) 関数 または TO_NUMBER 関数で指定する数値書式が不正。

上記のエラー出力例の場合、TO_NUMBER 関数の第二引数 ‘-999’ は正しい数値書式の指定ではないため、ORA-01481が発生しています。適切な数値書式を指定することで、意図した書式モデルへの変換を行います。
上記例の場合、数値3桁かつ先頭に符号を付与する書式は ‘S999’ であるので、正しくは以下のSQL文になります。

SQL> SELECT TO_NUMBER('-200','S999') FROM dual;
TO_NUMBER('-200','S999')
------------------------
-200

数値書式モデルを指定することができる変換関数としては、TO_CHAR, TO_NUMBER 以外に、TO_BINARY_DOUBLE, TO_BINARY_FLOAT があります。

ORA-01481に関するFAQ

数値書式にはどのような種類がありますか？

数値書式には様々な書式が豊富に用意されています。例として以下のような書式に変換することができます。

• 数値をカンマ区切りやピリオド区切りで表記
• 科学的表記法で表記（1.00E+001 など）
• 通貨記号（ドル、ユーロ、ローカル通貨、ISO通貨など）の付与
• 先頭0埋めで表記(*1)

数値書式の種類と指定方法については、使用している Database バージョンの『SQL言語リファレンス』マニュアル内の「書式モデル」に詳細な記載がありますのでそちらを参照ください。
(*1) TO_CHAR 関数にて数値から文字列に変換する場合

04.キーワード

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