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Oracle DB Tips
ORA-01034は、接続先のインスタンスが使用できないことを示すエラーです。
インスタンスが存在するノードと同一のノードからインスタンスに接続する方式をローカル接続と呼びます。
ローカル接続を実行したとき、接続先のインスタンスが停止しているか、または環境変数ORACLE_SIDの指定が誤っている場合に、ORA-01034エラーが発生します。
ORA-01034: ORACLE not available ORA-27101: shared memory realm does not exist
ORA-01034エラーに付随して出力されるエラー(上記例ではORA-27101)は、ORA-01034エラーの発生原因を示すエラーとなります。
ORA-01034は一般に以下の要因で発生します。
ORA-01034発生時に環境変数ORACLE_SIDで指定したデータベースインスタンスが起動していない場合、接続先のインスタンスが使用できないため ORA-01034 は発生します。
接続先のインスタンス起動後に再度接続を行うことで、ORA-01034 エラーの発生を回避することができます。
ローカル接続では、環境変数 ORACLE_SID に指定しているインスタンスに接続を行います。ORACLE_SID に設定するSIDが誤っている場合、正しいSIDのインスタンスへ接続を行うことができないため、ORA-01034エラーが発生します。
正しいSIDを設定することでORA-01034エラーの発生を回避することができます。
接続先のインスタンスが停止している場合や、接続しようとしたSIDの指定が誤っている状態で、SYSDBA権限を持つユーザーでインスタンスに接続した場合は、「アイドル・インスタンスに接続しました。」というメッセージが表示されます。
データベースを起動する場合、SYSDBA権限をもつユーザーでインスタンスに接続することが必要です。この場合はインスタンスが起動していないことが明らかなので、エラーを表示するのではなく「アイドル・インスタンスに接続しました。」というメッセージを出力する仕様となっています。
SIDの指定が誤っている場合も、誤ったSIDに対応するインスタンスが起動していないため、同じメッセージが表示されます。ただし、誤ったSIDに対応する初期化パラメータファイルが存在しないため、実際にはstartupコマンドを実行してもインスタンスを起動できません。
ORA-1034 ORA-01034 SID ORACLE_SID 識別子 ORA-27101