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Oracle DB Tips
ORA-00942エラーは、該当の表またはビューが存在しない場合や、表やビューに対するアクセス権限が不足している場合に発生するエラーです。
SQL> SELECT * FROM scott.emp2; SELECT * FROM scott.emp2 * エラー行: 1: エラーが発生しました。 ORA-00942: 表またはビューが存在しません。
ORA-00942は一般に以下の要因で発生します。
該当の表またはビューが存在するかどうか、FROM句に指定した表名、ビュー名の指定が正しいかどうかを確認してください。
以下のSQL文で、ユーザーscottが所有するオブジェクトemp2が存在するどうかを確認できます。
-- ユーザ名、オブジェクト名は大文字で指定することに注意 SQL> SELECT owner, object_name, object_type FROM dba_objects 2> WHERE owner='SCOTT' AND object_name='EMP2' ORDER BY 1; no rows selected
上記の実行例の場合、該当のオブジェクトが存在しないことがORA-00942の発生原因である可能性があります。
ユーザーは、自身が所有するオブジェクトについては、すべてのオブジェクト権限が自動的に付与されているため、オブジェクト権限を明示的に付与する必要はありません。しかし、他のユーザーが所有するオブジェクトにアクセスするためには、実行する処理に応じて適切なオブジェクト権限を割当てる必要があります。
このため、他ユーザーのオブジェクトにアクセスする際にORA-00942エラーが発生した場合、SQLを実行したユーザーに対して、該当の表またはビューへのアクセスに必要な権限があるかを確認してください。
権限がない場合SELECT権限などのSQLの種類に応じた適切なオブジェクト権限を付与することで、参照できるようになります。
以下は、ユーザーSCOTT2に付与されたオブジェクト権限を確認する例です。
-- ※ 注意 ユーザ名は大文字で指定すること SQL> SELECT grantee, table_name, privilege FROM dba_tab_privs WHERE grantee = 'SCOTT2'; no rows selected
上記の実行例の場合、オブジェクト権限が存在しないことがORA-00942の発生原因である可能性があります。
オブジェクト権限を付与するにはGRANT文を使用します。ユーザーSCOTT2に対してユーザーSCOTTが所有するemp表にSELECT権限を付与する場合、以下のSQLを実行します。
SQL> GRANT SELECT ON scott.emp TO scott2; Grant succeeded. SQL> CONN scott2/scott2 Connected. SQL> SHOW USER USER is "SCOTT2" SQL> SELECT COUNT(*) FROM scott.emp; COUNT(*) ---------- 10000
ORA-942 ORA-00942 存在 存在しない 見つからない アクセス権 権限 権限不足 table or view does not exist