- TOP
- 技術情報
- Oracle DB Tips
- ORA-00439: 機能は有効ではありません: ??
KNOWLEDGE
コーソルの技術情報
KNOWLEDGE検索
コーソルでは経験豊かなエンジニアが、Oracle Databaseに関するお役立ち情報を発信しています。
データベースのチューニングや設定にお役立ていただけます。
コーソルの技術情報
KNOWLEDGE検索
コーソルでは経験豊かなエンジニアが、Oracle Databaseに関するお役立ち情報を発信しています。
データベースのチューニングや設定にお役立ていただけます。
Oracle DB Tips
Oracle Databaseには様々な機能がありますが、インストール時の構成によっては全ての機能を使用できる訳ではありません。機能が有効となっていない状態で、その機能を使用した場合、ORA-00439エラーが発生します。
ORA-00439: 機能は有効ではありません: Database resource manager
エラーの数値、引数の意味は以下のとおりです。
Database resource manager 使用したが有効となっていない機能の名称
ORA-00439は一般に以下の要因で発生します。
Enterprise Editionで提供されている機能をStandard Editionで使用した場合、ORA-00439エラーが出力されます。
例えば、下記の機能が挙げられます。
この場合の対処策は、Enterprise Editionを導入するか、当該機能を使用しないこととなります。
(*1)DBCA(DataBase Configuration Assistant)でデータベース構築時にアーカイブログモードを指定すると、LOG_ARCHIVE_DEST_n(nは有限個の数字)が使われます。Oracle9i Release2以前には、当該パラメータはEnterprise Editionのみ使用可能であったため、ORA-00439エラーが出力されます。
Oracle Database Enterprise Editionの機能を拡張するためにオプションを追加することができます(有償)。
オプションを導入していない環境で、オプションの機能を使用した場合、ORA-00439エラーが出力されます。
例えば、下記機能が挙げられます。
対処策は、有償オプションを導入するか、当該機能を使用しないこととなります。
PSR(Patch Set Release)等のパッチを適用した場合、Standard Editionとして導入した環境のファイルがEnterprise Edition用のファイルに置き換わってしまう問題が過去に報告されています。そういった事象に気付かずに処理を実施することで、ORA-00439エラーが出力される場合もあります。
Editionの差異や有償オプションの有無等、実行環境と実行内容に相違がなければ、前後に出力されているエラーや出力された状況をOracle Databaseのサポート窓口に提示して、調査を依頼してください。
Enterprise Editionの機能を使用した結果ORA-00439エラーが発生していた場合は、Enterprise Editionを導入すればエラー発生を回避できます。しかし、Standard Editionを選択してインストールした製品を、Enterprise Editionに直接変更することはできないため、一旦製品を削除してからEnterprise Editionを導入する必要があります。
このため、作業を実行するときは、データベースのバックアップを取得されることを強くお勧めします。
有償オプションの機能を使用した結果、ORA-00439エラー発生していた場合には、有償オプションを導入すればエラー発生を回避できます。
このとき、既存の環境にPSR等のパッチを適用していた場合、有償オプション導入後にパッチを再適用する必要があることに注意してください。
ORA-00439 ORA-0439 ORA-439 LOG_ARCHIVE_DEST feature not enabled 機能は使用可能ではありません